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以前は違った? 「競馬開催は土・日」

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2018/9/15 6:30
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中央競馬は15日から17日まで阪神、中山両競馬場で3日間連続開催されます。土・日曜日の開催が基本ですが、月曜日や金曜日が祝日の場合、3日間開催もあるのが近年の流れです。今回はその変則開催に主なスポットを当てて、これまで中央競馬がどのような開催日程の変遷をたどってきたのかをみていきます。

中央競馬の日取りは現在の競馬法施行規則第2条の2(1)で、「日曜日、土曜日、国民の祝日に関する法律に規定する休日又は1月5日から同月7日までの日のいずれかの日からなる」と定められています。今年は1、2、9、10月に祝日を含めた3日間開催が設定されています。3日間開催にもいろいろなパターンがあり、2カ所の競馬場で3日連続開催する形と、3カ所の競馬場がそれぞれ2日開催しながら計3日間を終えるもの(今年2月の例では京都で土・日曜日、東京で日・月曜日、小倉で土・月曜日で開催)が主です。

長く続いた「春の天皇賞は4月29日」

3日間開催はファンの間でもすっかり定着していると思います。しかし、「正月以外にこれだけいろいろな時期に3日間開催をやるようになったのは最近のことではないか」と思われるファンも多いのではないでしょうか。実は筆者もその一人です。しかし、歴史をひもといてみると、意外な事実がみえてきますし、なぜそのように思ったかの理由もわかるような気がしました。

1960年の開催日程。4月末から5月は週末の3日連続開催の後、火、木曜日と飛び石で開催される変則日程だった

1960年の開催日程。4月末から5月は週末の3日連続開催の後、火、木曜日と飛び石で開催される変則日程だった

今回、調査にあたって特別に、日本中央競馬会(JRA)番組企画室が発行する「競馬便覧(平成30=2018=年版・部外秘)」を見せていただきました。ここでは、JRAが発足した1954年から今年まで全ての開催終了日程が閲覧できます。驚くことに、54年から70年あたりまでは、元日以外の祝日に必ず競馬が開催されていたのがわかります。3日間開催は当たり前で火、水、木曜日のいずれかに祝日が当たれば、うち1日を開催に充てていました。従って、飛び石的に開催が行われることもたびたびあり、特に4月末から5月初めにかけての祝日が多い週はまさに変則的でした。顕著な例は60年で、4月29日(祝・金)から5月1日(日)が3日連続開催で、1日置いて3日(祝・火)に単独開催、また1日置いて5日(祝・木)に単独開催となっていました。

一方で、大レースを特定の祝日に行う傾向もありました。54、55年は秋の中山大障害が11月3日(文化の日)、菊花賞は11月23日(勤労感謝の日)でした。54年に限れば桜花賞も4月29日(天皇誕生日・現在は昭和の日)に組まれました(実際は私鉄ストで翌日に施行)。それ以前の記録が載ったJRA発行の「中央競馬 全重賞競走成績集(非売品)」によると、菊花賞は52年から4年連続で11月23日に行われています。つまり、曜日に関係なく施行されたので、54年は桜花賞が金曜日、中山大障害は水曜日、菊花賞は火曜日に開催されました。56年以降になるとその傾向も消えていきますが、春の天皇賞だけは4月29日で固定されていた時期が長く続きました。57~71年の15年間、73年、そして75~90年までの16年連続でこの日に行われました。やはり天皇誕生日に天皇賞を開催する意義が重視されていたことがわかります。しかし、今やG1競走はほとんどが日曜日に行われるという固定観念がある筆者の頭からすると、不思議な感覚に陥ってしまいます。

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