2018年11月22日(木)

資料館で折り鶴装飾品販売 長崎の被爆3世手作り

九州・沖縄
2018/9/12 17:42
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長崎市の原爆資料館は12日、核兵器のない平和な世界への思いが込められた折り鶴の装飾品を販売し始めた。手掛けているのは、祖父母が原爆に遭った長崎県長与町の「被爆3世」、管田多津子さん(37)。生まれつき両脚にまひがあり、街頭での核廃絶運動に加わることは難しいことから「自分にできる活動をしたい」と製作に励んでいる。

長崎市の原爆資料館で販売が始まった、折り鶴の装飾品を手にする管田多津子さん(12日午後)=共同

売店に並んだのは、ストラップにしおり、留め具式ブローチの3種類。1.8センチ四方の折り紙で作った鶴を三角柱や半球の型に入れ、樹脂を流し込んで固めたものをあしらっている。価格は600~1200円。

管田さんは幼い頃から「被爆者を家族に持つ者として、何かしたい」と思っていた。だが、署名集めで動き回ったり、抗議行動で座り込んだりするのは困難。仕事のアクセサリー作りを生かした取り組みを、昨春から始めた。

田上富久市長が今夏、品々を見て「平和への意識につながるお土産になる」と語ったことから、資料館に置くことが決まったという。管田さんは「日常の何げない瞬間に、資料館で見たことを思い出すきっかけにしてほしい」と願っている。〔共同〕

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