2018年11月22日(木)

全日空、機内で宇宙食提供 ヒューストン線

サービス・食品
北米
2018/9/12 12:49
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全日本空輸は12日、宇宙食を機内食として提供したり特別な映像コンテンツを提供したりする「宇宙フライト2018」の運航を始めた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携し、米航空宇宙局(NASA)の拠点があるヒューストンと成田国際空港を結ぶ路線で展開する。全日空は宇宙関連事業の強化を進めており、食などを通じて宇宙に関する認知拡大を狙う。

宇宙食ではビーフカレーやようかん、キシリトールガムなどが提供される

宇宙食ではビーフカレーやようかん、キシリトールガムなどが提供される

宇宙の日である12日から空の日である20日まで運航する。12日午前に成田空港の会見に登場した大西卓哉宇宙飛行士は「食を通じて宇宙を身近に感じてもらいたい」と語った。大西氏は全日空のパイロットとして国内線や国際線に乗務した後、JAXAに入社し宇宙飛行士となった経歴を持つ。

宇宙フライトではJAXAが「宇宙日本食」として認証したビーフカレーやようかん、キシリトールガム、緑茶が提供される。大西氏が出演するビデオメッセージや全日空とJAXAによる特別なビデオコンテンツも放映する。

全日空出身の大西宇宙飛行士は「宇宙を身近に感じてもらいたい」と語る。(中央が大西氏)

全日空出身の大西宇宙飛行士は「宇宙を身近に感じてもらいたい」と語る。(中央が大西氏)

ANAホールディングス(HD)は宇宙関連事業を将来の有望分野とみており、1月には宇宙事業化プロジェクトを立ち上げ、宇宙旅行や高速輸送が実現できるか調査を進めている。宇宙飛行機開発のスタートアップ、PDエアロスペース(名古屋市)に出資しているうえ、6日にはJAXAと連携し、宇宙に配備したロボットを遠隔操作する事業に乗り出すことも発表した。

大西氏も「航空の延長には宇宙がある。JAXAだけではできないこともあるので、ANAHDなど活力ある民間企業と組んでいきたい」と意気込みを語った。宇宙関連事業は将来的に100兆円市場になると言われており、すでにスタートアップの台頭などで競争は始まっている。

ANAHDにとっては出資や宇宙へロボットを輸送することなどハード面での取り組みとともに、機内食で宇宙食を提供するなど本業を生かして顧客に対するソフト面でアピールしていくことも重要となりそうだ。(志賀優一)

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