2018年9月26日(水)

伊丹空港、関空代替の国際線受け入れ
夜間遅延も容認 周辺自治体

サービス・食品
地域総合
関西
2018/9/12 10:56
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 台風21号の大きな被害を受けた関西国際空港の機能の一部を大阪国際(伊丹)空港で臨時に補うことに関連し、伊丹空港の周辺10市でつくる大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)は12日、兵庫県伊丹市など主要5市の会合を開いた。国土交通省から要請のあった関空の国際線を含む1日最大40便の移管を受け入れ、伊丹空港の運用時間を現行の朝7時~夜9時から延長する案について、遅延が出た場合は受け入れる。関空の復旧工事や3空港一体の機能補完で関西経済への影響を抑える動きが本格化してきた。

大阪国際(伊丹)空港

大阪国際(伊丹)空港

 神戸空港も国際線を含む1日最大30便の移管を受け入れる方針を神戸市が固めている。

 関西空港の機能低下で関西からの国際航空貨物便の出入荷が滞っているが、伊丹、神戸両空港で税関などの体制が整って国際線が就航すれば関西からの国際貨物輸送の早期復旧にも道が開ける。

 伊丹空港の現行の運用時間は阪神大震災や東日本大震災の際の物資輸送という例外を除いて1975年以来40年以上にわたって続き、騒音抑制の柱になっている。主要5市の議論では航空ダイヤの設定は朝7時~夜9時を維持するが、遅延便の発着については柔軟に対応することとして、夜9時以降の発着を事実上認める。

 国際線の移管は遅延しやすい国際便が運用時間外に伊丹空港を発着する可能性を懸念する声があったものの、10市協が国際チャーター便の誘致を運動方針に掲げていることから受け入れた。

 現行の1日370便に加え、関西空港からの40便を加えて総便数を410に増やす国交省からの要請については夏の繁忙期などに最大402便が就航していた実績があることから朝7時~夜9時の範囲でさらに8便増やすダイヤ設定は可能と判断した。

 さらに国交省に対して低騒音航空機の優先就航や今回の臨時措置の期限を関空の本格運用回復までとするよう要請する。

 国交省と10市協の間では協定が取り交わされており、伊丹空港の運用に変更があれば10市協の了解が必要になる。

 会合には兵庫県の伊丹、川西、宝塚の3市、大阪府の豊中、池田の2市の市長が出席した。主要5市でまとめた国交省の要請に対する回答は直ちに他の5市(大阪府の箕面、吹田の2市、兵庫県の尼崎、西宮、芦屋の3市)に伝えて承認手続きに入る。そのまま承認される可能性が高く、12日中にも10市協の総意として国交省に伝える。

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