2018年11月13日(火)

鉄鋼最大手ミタル、印同業買収の入札価格引き上げ
6400億円に

環境エネ・素材
南西ア・オセアニア
ヨーロッパ
アジアBiz
2018/9/12 0:44
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【ムンバイ=早川麗】鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタルは11日、競売にかけられている印同業大手エッサール・スチールの買収に向けた再提案を債権者委員会に提出したと発表した。買収価格を4200億ルピー(約6400億円)と、3700億ルピー程度とみられた従来より引き上げた。成長が見込めるインド市場への本格参入に強い意欲を示している。

落札できれば新日鉄住金と組んで買収する。再提案は10日に提出した。地元メディアは新たな入札価格が4200億ルピーだと報道。ミタルは価格を明確にしていないが、報道について「おおむね正しい」と発表文で認めた。

巨額負債を抱えるエッサールは競売にかけられ、最初の入札は2月に実施された。ミタルのほか、ロシアのVTBキャピタルなどが出資する特別目的事業体ニューメタル・モーリシャスが参加した。ただ、エッサールの債権者委員会は過去に不良債権を抱えた企業の株主などは応札資格がないと指摘。両陣営はこれに該当するため「不適格」と判断して入札を仕切り直した。

2回目の入札にはミタル、ニューメタルと印鉄鋼最大手JSWスチールの連合、印ベダンタの3陣営が応じた。一方、ミタルなどが最初の入札での「不適格」判断を不服として訴え、会社法上訴審判所が同社とニューメタルの適格性について審理を続けていた。7日、条件を満たせばミタルもニューメタルも応札資格があるとの判断が下っていた。

地元メディアによると2回目の入札でニューメタル・JSW連合は3700億ルピーを、ベダンタは3400億ルピーを提示していたもよう。ミタルの入札額引き上げを受け、他社も見直す可能性があり、決着にはなお曲折がありそうだ。

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