2018年11月21日(水)

「ミャンマー当局は報道抑圧」 国連機関が報告書

東南アジア
2018/9/11 21:33
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【ネピドー=新田裕一】ミャンマーで治安部隊への取材を巡ってロイター通信の2記者が実刑判決を受けた問題で、国連人権高等弁務官事務所は11日、「記者が拘束された事例はいくつもあり、表現の自由が抑圧されている」とミャンマー政府を非難する報告書を公表した。

報告書は、ロイター記者の逮捕理由となった国家機密法のほか、非合法団体法違反などの容疑で記者が拘束された例を挙げ、「法律が記者弾圧に利用されている」と指摘。国際人権法に照らして表現の自由を侵害しかねない法律を見直し、廃止や改正などの対応を取ることなどを勧告した。

事例として「非合法団体」に指定されている少数民族武装勢力の麻薬撲滅運動を取材した3人の記者が逮捕されたケースを挙げた。「民族勢力とのあらゆる接触を犯罪視するものだ」と批判した。

ロイターの2記者は、警察官への取材中に治安部隊の配置に関する文書を入手したことが国家機密法違反とされた。記者らは公判で「内容を知らないまま渡され、直後に逮捕された」と証言し、警察のワナだと主張したが認められなかった。

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