2018年9月20日(木)

中国新車販売2カ月連続減 8月、貿易戦争で景気に懸念

自動車・機械
中国・台湾
アジアBiz
2018/9/11 19:00
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 【重慶=多部田俊輔】中国汽車工業協会は11日、8月の中国の新車販売台数が前年同月比3.8%減の210万3400台だったと発表した。前年同月を下回るのは2カ月連続。米中貿易戦争などが景気の先行きに対する消費者の懸念をもたらし、新車購入意欲に影響しているとみられる。乗用車メーカーの業界団体は2018年の販売見通しを下方修正した。

 乗用車販売は4.6%減の178万9900台。中国市場をけん引してきた多目的スポーツ車(SUV)が勢いを失った。米中貿易戦争が物価上昇を招くなどの懸念をもたらしているほか、株価下落や内陸部の不動産価格上昇が新車購入に悪影響を与えているとみられる。

 米国ブランド車の不買運動は広がっていないものの、中国販売は低迷している。米ゼネラル・モーターズ(GM)の主力合弁、上汽GM汽車の販売台数は4%減となり、3カ月連続のマイナスとなった。米フォード・モーターは36%減で不振が続く。

 ガソリン価格の上昇は燃費が良いとされる日本ブランド車には追い風になるとの見方は多い。米国以外から輸入した自動車の関税を7月に引き下げたため、輸入の多い高級車の販売は好調で「レクサス」ブランドを含むトヨタ自動車は2割の大幅増となった。

 乗用車メーカーの情報交換のための業界団体は11日までに、18年の乗用車販売の通年予想を引き下げた。従来は前年比4%増と予測してきたが、出荷ベースで前年並み、小売りべースで1%減とした。米中貿易戦争が一部の消費者の購入意欲を押し下げると判断した。

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