2018年9月22日(土)

マレーシアと防衛協力推進 防衛相会談

政治
中国・台湾
東南アジア
2018/9/11 18:30
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 小野寺五典防衛相は11日、マレーシアのモハマド国防相と会談し、防衛協力の促進に向けた覚書を結んだ。部隊間交流の推進や防衛装備品での協力を明記した。政府は東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国を含めたインド太平洋地域の国との連携を進める。インフラ投資の拡大や南シナ海の軍事拠点化を進める中国をけん制する狙いだ。

防衛協力などに関する覚書に署名する小野寺防衛相(右)とマレーシアのモハマド国防相(11日午後、防衛省)=共同

防衛協力などに関する覚書に署名する小野寺防衛相(右)とマレーシアのモハマド国防相(11日午後、防衛省)=共同

 小野寺氏は会談で「国際社会の安定と繁栄のため海洋における航行の自由と法の支配が重要だ」と語った。名指しは避けたが中国を念頭に置いた発言だ。南シナ海問題に関しては国際法に基づく平和的な解決が必要との認識で一致した。覚書締結は安倍晋三首相が掲げる「自由で開かれたインド太平洋戦略」の一環。経済協力と併せ安全保障分野で協力し、中国の海洋進出に対抗する。

 ASEAN各国との連携も進める。9~10日に開いたASEAN防衛当局との次官級会合で、日本政府は各国軍の能力構築支援や装備品分野で協力する方針を伝えた。

 南シナ海やインド洋も含めた海域で存在感を高める構えで、8月下旬から海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「かが」が長期航海している。フィリピン、インドネシア、スリランカなどに寄港し各国軍と訓練する。

 小野寺氏は8月にインド、スリランカ両国を訪問した。国防相らと会談し、インド軍と物資や役務を融通し合う物品役務相互提供協定(ACSA)の締結に向けた協議開始を確認。スリランカ軍の捜索救難能力向上を支援することも申し合わせた。

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