2018年11月13日(火)

「貿易戦争、反撃せざるをえない」 駐日中国大使が主張

貿易摩擦
中国・台湾
2018/9/11 17:20
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中国の程永華駐日大使は11日に都内で開かれた講演会に出席し、米国との貿易戦争について「中国は必要な措置で反撃せざるを得ない」と述べた。貿易問題について「世界貿易機関(WTO)のルールに基づき解決すべきだ」とも主張。「日本も自由貿易体制を守る立場で中国と共に声を出すべきだ」と訴えた。

米中は互いに7月6日から340億ドル(約3兆7400億円)分、8月23日から160億ドル分の製品に25%の関税を上乗せしている。さらにトランプ米大統領は今月7日、2000億ドル分となる第3弾の対中制裁関税を近く発動する可能性に言及し、中国からの全輸入品が追加関税の対象になりうるとの考えも示した。程大使は「米国のやり方は合法性や正当性に欠ける」とし、「貿易不均衡の主な責任は中国ではなく、米国の構造問題だ」と主張。具体的な対抗措置には触れなかった。

程大使は中国の広域経済圏構想「一帯一路」についても触れ「中国の縄張り作りではないかという疑念の声があるが、まったくそういう考えは無い。発展途上国のインフラのレベルを引き上げ、先進国にもビジネスチャンスをもたらしている」と主張。「今後も日本と一緒にアジアなどで協力を進めたい」と訴えた。

日中関係については「中国の李克強(リー・クォーチャン)首相の5月の訪日以降、改善の勢いが強まっている」と説明。日中が検討を進めている安倍晋三首相の10月の訪中、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の19年の訪日を念頭に、「今後も要人交流を進めるために力を合わせて良い関係作りを進める必要がある」と述べた。

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