2019年6月18日(火)

2008年9月21日 米2大証券、銀行持ち株会社に
リーマン・ショックダイアリー(17) This Day In 2008

2018/9/21 10:02
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米連邦準備理事会(FRB)は2008年9月21日、米証券会社のゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの銀行持ち株会社化を承認したと発表した。預金を取り扱う商業銀行と同条件でFRBからの資金供給を受けられるようにして、2社の資金繰りを支援するのが狙いだった。

2008年9月22日付夕刊

2008年9月22日付夕刊

破綻したリーマン・ブラザーズなどの証券会社は、資金調達を債券発行や銀行間市場での借り入れなどに頼っていた。市場から借り入れた資金で自己資本の数十倍の資産を抱え込んで利益を生む「高レバレッジ経営」は、市場機能が止まった途端、資金繰り破綻リスクに直面する危うさを持っていた。

すでに証券大手5社のうちベアー・スターンズ、リーマン、メリルリンチが破綻か救済合併に追い込まれ、業界トップのゴールドマン・サックスと2位のモルガン・スタンレーがFRB監督下の銀行となった。08年3月のベアー・スターンズ危機からわずか半年で、栄華を誇った投資銀行のビジネスモデルは崩壊した。

行天豊雄氏

行天豊雄氏

行天豊雄・国際通貨研究所理事長=当時「証券化商品で分散してしまえば、リスクがなくなるという幻想がまん延してしまった」(2008年9月21日付日経ヴェリタスのインタビューで)

 シリーズ「リーマン・ショックダイアリー This Day In 2008」では、10年前の出来事と当時の日本経済新聞の報道、要人発言を基に、危機の進行を「リアルタイム」で再現する。

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