2008年9月17日 米SEC、株「空売り」規制を強化
リーマン・ショックダイアリー(13) This Day In 2008

2018/9/17 9:24
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米証券取引委員会(SEC)は2008年9月17日、米国の株式市場の全上場銘柄を対象に新たな空売り規制を導入すると発表した。

2008年9月18日付朝刊

2008年9月18日付朝刊

対象となったのは「ネイキッド・ショート(裸の空売り)」と呼ばれる手法だった。空売りは、株式を借りてきて市場で売り、安く買い戻して値ざやを狙う売買で、通常は株式を調達してから取引を始める。金融危機が深まるにつれ、ヘッジファンドなどが株式を調達しないまま、先に空売りを仕掛けてしまうネイキッド・ショートを多用し、これが金融機関の株価急落の一因とみなされていた。

ベアー・スターンズやリーマン・ブラザーズ、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)など破綻・救済に追い込まれた金融機関はいずれも株価急落が信用不安の発火点になっていた。貯蓄金融機関(S&L)最大手のワシントン・ミューチュアルの株価が大幅に下げるなど、「次のリーマン」を探す動きは続いていた。

与謝野馨経済財政担当相

与謝野馨経済財政担当相

与謝野馨経済財政担当相=当時「ハチが刺した程度。日本の金融機関が傷むことは絶対にない」(2008年9月17日、自民党総裁選の街頭演説でリーマン破綻の影響について)

 シリーズ「リーマン・ショックダイアリー This Day In 2008」では、10年前の出来事と当時の日本経済新聞の報道、要人発言を基に、危機の進行を「リアルタイム」で再現する。
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