【ワシントン=鳳山太成】米大統領経済諮問委員会(CEA)のハセット委員長は10日、トランプ大統領が「国内総生産(GDP)成長率(4.2%)が失業率(3.9%)を上回ったのは100年ぶりだ!」とツイッターで誇示したことについて「正確には10年ぶりだ」と訂正した。「誰かがゼロを1つ加えて大統領に伝えたのだろう」と釈明した。
ハセット氏は「報道機関が間違いを見つけてくれるのはありがたい。間違いを正したいからだ」と強調した。トランプ氏は貿易赤字額を統計よりも大きい数字で丸めるなど、数字を間違えることは特段珍しいことではない。
ハセット氏はサンダース大統領報道官の定例記者会見に参加し、トランプ氏の経済政策で米国経済が好調に推移していると強調した。トランプ氏は別のツイッターでも「民主党が2016年の大統領選挙で勝っていたら、マイナス4%成長になっていただろう」と指摘していた。