2018年9月20日(木)

「トランプ氏と対話も」、ニカラグア大統領が介入回避狙い

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2018/9/11 5:51
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 【テグシガルパ(ホンジュラス)=丸山修一】学生を中心とした反政府運動で300人以上の死者が出るなど混乱が続く中米ニカラグアのオルテガ大統領は10日、混乱収束に向けトランプ米大統領との対話に意欲を示した。ロイター通信が伝えた。米政府がニカラグア国内の混乱に強い懸念を表明したことに対応する狙いとみられるが、会談の実現は不透明だ。

ニカラグアのオルテガ大統領=ロイター

 オルテガ大統領は仏メディアに対して「米国のような有力国と対話の機会を持つことは必要だ。国連総会はいい機会になるだろう」と話した。ただ、実際にトランプ氏との会談実現に向けて米政府が動き出すかは分からない状況だ。

 オルテガ氏の発言は、5日に米政府が「ニカラグアの混乱は地域の安全に脅威であり、政府の弾圧はベネズエラやシリアのような大規模な国民流出を招きかねない」と警告したことを受けたとみられる。オルテガ氏は米国による軍事介入の恐れがあるともしており、対話の実現で米国の介入を避けたい考えだ。

 ニカラグアでは社会保険制度の変更をきっかけに、独裁体制を続けるオルテガ政権に反発した学生らが4月から反政府デモを実施。武力制圧に乗り出した治安部隊や民兵と激しく衝突し、これまでに300人を超える死者が出ているようだ。反政府派や国際社会は2020年の大統領選挙の前倒し実施を要求しているが、オルテガ大統領は拒否しており、混乱の収束は見えない状況だ。

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