2018年9月26日(水)

金正恩氏、トランプ氏との再会談を打診
米、開催に向け調整

北朝鮮
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米朝首脳会談
朝鮮半島
北米
2018/9/11 5:10
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 【ワシントン=永沢毅】米ホワイトハウスは10日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長がトランプ米大統領にあてた書簡で2回目の米朝首脳会談の開催を要請してきたことを明らかにした。米側は開催に向けた調整に入ったとしており、年内にも開かれる可能性がある。米朝首脳の再会談が実現すれば、6月にシンガポールで開催されて以来。

トランプ米大統領(左)、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=いずれもAP

トランプ米大統領(左)、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=いずれもAP

 サンダース大統領報道官が10日の記者会見で明らかにした。ただ、米政府内には金委員長が非核化に本気で取り組むのか疑念も強く、開催に慎重論もある。

 サンダース氏は会見で、金委員長の書簡について「トランプ氏との再会談を要望し、日程の調整を期待する内容だった」と説明。「私たちは前向きだし、調整のプロセスに入っている」と語った。書簡は「対話を継続し、朝鮮半島の非核化に引き続き取り組む意思を示している」と評価した。金委員長からの書簡を巡っては、トランプ氏が7日に近く受領する見通しを明らかにしていた。

 一方、6月の首脳会談後に非核化の進展がみられないとの指摘には「(北朝鮮の)決定の大半は金委員長が握る。その人物がカウンターパートである米大統領に会いたがっているのは、重要だと考える」と表明。トップ外交で膠着状態にある非核化交渉の打開を探る立場をにじませた。抑制的だった9日の平壌の軍事パレードに関しては「誠実さの表れだと考えている」と評価した。

 これに関連し、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は10日の記者会見で、米朝首脳の再会談が年内にあり得るとの認識を表明。同時に北朝鮮による非核化の具体的な取り組みを「私たちは待っている」と述べ、早期の行動を改めて促した。同日の講演では「再会談の可能性はあるが、トランプ氏はドアを持って北朝鮮が通るのを待つようなことはしない」とも語った。

 非核化を巡る米朝協議は停滞している。ポンペオ国務長官は8月末に4回目の訪朝を調整していたが、トランプ氏の指示によって中止となった。8月下旬に届いた金委員長側近の金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長からの書簡が「極めて好戦的」だったためとされる。

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