2018年9月26日(水)

並行在来線、相互乗り入れで合意 石川・福井の知事
北陸新幹線の敦賀延伸で 割引運賃導入も検討

北陸
2018/9/10 20:30
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 石川県の谷本正憲知事と福井県の西川一誠知事は9日に石川県小松市内で懇談し、北陸新幹線の敦賀延伸開業でJRから経営分離される並行在来線の扱いなどについて協議した。乗客の利便性を確保するため、両県の車両が相互に乗り入れる仕組みの導入で合意した。県境をまたいで乗車する際の運賃を割り引く制度の導入を検討することでも一致した。

会談後、記者団の質問に答える谷本知事(右)と西川知事(9日、石川県小松市)

 2023年春に予定する北陸新幹線の敦賀開業に伴い、JR北陸本線の金沢―敦賀間は両県の第三セクターに分割・継承されることが決まっている。石川県では金沢以東の県内区間約18キロをIRいしかわ鉄道が運行しており、敦賀延伸で運行区間が50キロほど増える。厳しくなる採算と利用者の利便性をどう両立するかが課題になっている。

 15年の新幹線金沢開業時には石川、富山両県の相互乗り入れと乗継割引が導入された。谷本知事は「何もしなければ運賃が倍に跳ね上がり利用者から反発を受ける」と述べ、福井側とも乗客の負担増を抑制する乗継割引が不可欠との認識を示した。福井県も相互乗り入れに伴う課題の一つとして検討するとした。

 北陸新幹線の整備を巡っては、金沢―敦賀間の建設費増加について国の財源確保と地方負担軽減への配慮を求める従来の立場を確認。敦賀開業から切れ目なく大阪方面への工事に着手するよう要請するとした。

 さらに敦賀開業の経済効果を引き出すため、広域観光の推進に向けて両県で連携することで一致した。観光素材の発掘・磨き上げに加え、広域ガイドブックの作成などについても言及した。

 会談ではこのほか、2月の大雪で多くの車両が立ち往生した国道8号の県境区間について、4車線化の早期事業化を国に働き掛けることを申し合わせた。福井県は除雪車の追加配備や位置表示システムの導入など県独自の取り組みを紹介した。

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