2019年2月20日(水)

豚の大量死把握できず 岐阜県、検査までに80頭

2018/9/10 18:22 (2018/9/11 0:41更新)
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岐阜市の養豚場で豚コレラのウイルスが検出された問題で、1頭が急死した3日以降に豚約80頭が相次いで死んだことを、8日に立ち入り検査するまで岐阜県が把握できていなかったことが10日、県への取材で分かった。豚が大量に死ぬ間、養豚場は5日に9頭の豚を出荷していた。

県によると、養豚場で3日に豚が急死したと獣医師から報告を受け、解剖した結果、豚コレラの疑いがあることが分かった。県の簡易検査で確認できず、国に精密検査を依頼するなどの作業をしたが、8日未明に立ち入り検査するまで現場で豚が相次いで死んだことを把握できなかった。

立ち入り検査で県は養豚場の経営者の男性に聞き取りをし、3~7日の5日間に計約80頭が死んだとの説明を受けた。死んだ豚は場内で肥料の中に放置されるなどしており、化製場法や廃棄物処理法に抵触する可能性もある。

県は大量死に関し「養豚場側に異常があった場合、連絡するよう呼び掛けていた。報告義務はないが伝えてほしかった」と強調。出荷した豚については「内臓などを検査してから出荷しており、問題はない」と説明している。

またウイルスは中国で感染拡大しているアフリカ豚コレラではないことが判明。県内全ての豚、イノシシ飼育農家計51戸に聞き取り調査し、異常がないことも確認した。県は10日夜、養豚場からふんが搬入された「JAぎふ堆肥センター」(岐阜市)の消毒作業にも着手した。農林水産省は10日の専門家による会議で感染拡大を防ぐため検査を強化する方針を決めた。〔共同〕

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