2019年8月23日(金)

岐阜で豚コレラ 546頭殺処分 農水省、肉輸出停止

2018/9/10 11:52
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岐阜県は9日、岐阜市の養豚場で死んだ豚を検査し、豚コレラのウイルスが検出されたと発表した。養豚場では3~10日に計約140頭が死んだ。豚コレラはアジアを中心に発生しているが、国内では熊本県で1992年に5頭への感染が確認されて以来となる。9日朝から始めた殺処分は10日早朝までに546頭を処分し、完了した。農林水産省は日本全国からの豚肉の輸出を停止した。

豚コレラのウイルス感染が確認された養豚場で作業をする関係者(9日午後、岐阜市)=共同通信社ヘリから

豚やイノシシ特有の病気で人には感染せず、感染した豚の肉を食べても影響はない。農水省によると、今回の感染ルートは不明で、野生のイノシシや、禁止されている豚の生肉を海外から持ち込み、その食べかすが飼料となって豚コレラに感染することも考えられるという。ただ、現場の養豚場は食品由来の飼料を使っていないとの情報もあり、農水省や県が詳しく調べる。

県によると、養豚場で3日に1頭が急死。県の簡易検査では確認できなかったが、国の精密検査で9日早朝、感染が判明した。

養豚場では9日朝から防疫作業を始めた。処分された豚の埋却や場内の消毒は11日中に終える見通し。約140頭は豚コレラで死んだとみられる。現場の養豚場は5日まで豚を出荷していた。

農水省は9日、防疫対策本部の会議を開き、対応を協議。斎藤健農相は「まん延防止には初動対応が大事だ」と述べ、封じ込めに取り組む考えを示した。

農水省などによると、国内では2007年に豚コレラの「清浄化」を達成したとされる。輸出が再開できる清浄国になるには少なくとも3カ月かかる見込み。相手国が了承した場合は、輸出できる可能性があるという。日本の17年の農林水産物・食品輸出額は約8千億円で、このうち豚肉は10億円と少ない。

豚コレラは家畜伝染病に指定され、発熱や食欲減退、歩行困難などの症状が現れる。感染力が強く、致死性が高い。

〔共同〕

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