2018年9月21日(金)

QR位置情報の無断収集問題、開発社がデータ破棄へ

科学&新技術
BP速報
2018/9/10 18:00
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日経クロステック

 QRコード関連のアプリや個人情報の管理ツールを開発するアララは2018年9月7日、QRコードの読み取りソフト「公式QRコードリーダー“Q”」(以下、「Q」)で取得したユーザーの位置情報を破棄する予定だと発表した。同社は「Q」を、デンソーウェーブの協力のもと開発し、「デンソーウェーブ公式」のスマホアプリとしてAndroid向けとiOS向けに提供している。デンソーウェーブは、QRコードの開発元。

 アララが提供するQRコード作成のWebサービス「QRコードメーカー」で作成したQRコードを、現在公開されているバージョンより前のバージョンの「Q」で読み取ると、ユーザーの位置情報などを同社に送信する仕様になっていた。これらのデータは18年8月28日まで、QRコード作成者に提供していた。9月6日までに更新された最新版では、位置情報を送信する機能を停止している。

 「Q」が外部にユーザーの位置情報を送る仕様について、同社はユーザーに「地図QR作成に使用する」と説明して許諾を取っていたが、今回の発表で説明が適切でなかったと釈明。「今回の件について極めて重く受け止め、今後は十分に配慮して対応する」としている。

 なお、「Q」が位置情報と一緒に外部に送信していたQRコードを読み取った日時や、IPアドレス、ソフトが使う識別子は今後も取得するとしている。これらのデータについて同社は、「ユーザーを識別するような情報ではない」と説明する。また、「提供データの適正性を見極めてから、QRコード作成者にデータを提供するサービスの再開を検討する」(同社)という。

(日経 xTECH/日経NETWORK 齊藤貴之)

[日経 xTECH 2018年9月7日掲載]

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