2018年11月18日(日)

退任観測のアリババ馬会長、後継者プラン発表へ 香港紙

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中国・台湾
2018/9/8 23:00
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【上海=松田直樹】中国、アリババ集団傘下の香港紙は8日、同社を創業した馬雲(ジャック・マー)会長が10日に後継者プランを発表すると報じた。馬会長を巡っては米メディアを中心に退任観測が流れていた。香港紙は即座の会長退任を否定した。来年、創業から20年を迎えるアリババは、カリスマ創業者から若手経営者への移行作業を本格化する。

アリババが2016年に買収した香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は8日夜、馬氏が54歳の誕生日を迎える10日に後継者に関する戦略を発表すると報じた。具体的に後継者を指名するかどうかは不明だ。

米紙ニューヨーク・タイムズは7日、馬氏が10日に会長退任を発表すると報じていた。SCMPはアリババ広報の話として「馬氏は会長に残る」と伝えた。アリババが傘下の香港紙を通じ、馬会長の即座の会長退任を事実上、否定したものとみられる。

かつて英語教師として働いた経験を持つ馬氏はかねて「いずれは教育分野の仕事に戻りたい」と語っていた。馬氏は後継者プランを示すことで、アリババが持続的に成長するための戦略を示すと同時に、急なトップ交代により経営が混乱する事態を避ける狙いとみられる。

馬氏は99年にアリババを創業。ネット通販事業「淘宝網(タオバオ)」などを軸に一代で時価総額4千億ドル(44兆円)を超える企業に成長させた。

中国有数の富豪で「チャイナドリーム」の体現者として若者や起業家の間で絶大な人気を持つ。13年には最高経営責任者(CEO)を退くなど経営の禅譲を進めてきた。

アリババの筆頭株主はソフトバンクグループで、孫正義会長兼社長と馬氏は盟友とされる。孫氏は14年に米グーグルから後継者候補としてニケシュ・アローラ氏を引き抜いたが、孫氏が禅譲を撤回したためアローラ氏が会社を去った経緯がある。

馬氏は次世代に経営のバトンを渡す手法を慎重に探る見通しだ。

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