2018年11月19日(月)

中国の8月対米輸出13%増 追加関税で駆け込み 輸入は2%増に鈍化

トランプ政権
貿易摩擦
中国・台湾
北米
2018/9/8 14:44
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【北京=原田逸策】中国税関総署が8日発表した2018年8月の貿易統計(ドルベース)によると、米国向けの輸出は前年同月比13%増の443億ドル(約4兆9千億円)だった。伸び率は7月(11%)より拡大した。追加関税前に駆け込みで輸出する動きが広がった。一方、輸入は同2%増の133億ドルにとどまり、伸びは7月(11%)から大幅に縮小。追加関税の対象が輸入額全体に占める比率が高く、関税上げの影響が出始めた。

米国向けの輸出から輸入を差し引いた貿易収支は310億ドルの黒字だった。黒字幅は前年同月より19%拡大した。

輸出は好調な米国経済を背景にパソコンや携帯電話が伸びたもよう。米国と中国は7月以降、お互いに計500億ドル分の商品に25%の追加関税をかけた。課税された品目の輸出は急減したとみられるが、トランプ政権は7月に2千億ドル分の追加関税の品目リストを新たに公表した。対象になった商品の駆け込み輸出が起き、輸出全体では増加したとみられる。

一方、輸入は7月から伸びが失速した。米国からの輸入額(17年に約1500億ドル)のうち、すでに3分の1に関税を上乗せしており、課税の影響が出た。主な輸入品目である乗用車や大豆が大幅に減ったようだ。

一方、米国向け以外も含めた全体の輸出は前年同月比10%増の2174億ドル、輸入は20%増の1895億ドルだった。

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