2018年11月19日(月)

虫かご 音めでる心、海外でも
モノごころ ヒト語り

コラム(社会)
2018/9/8 12:17
情報元
日本経済新聞 電子版
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その他

蔭草の 生ひたるやどの夕影に 鳴くこほろぎは 聞けど飽かぬかも(『万葉集』第十巻)

わが国には万葉の昔から虫の声を愛(め)でる人々が暮らし、平安時代にはすだく虫の声を聴くうち目前の風景に心が溶けていくような情感を「もののあはれ」と表現する文化が育った。

江戸時代に入ると虫の商いが誕生し、幕末には飼育産卵させ、季節先取りで鳴く虫を売る人々が活躍したという。当時の文献には江戸の町を行商する虫売りの屋…

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