2018年9月25日(火)

テスラ株、一時10%急落 マスク氏への懸念も

自動車・機械
北米
2018/9/8 4:13
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 【シリコンバレー=白石武志】米電気自動車(EV)メーカー、テスラの株価が7日の米国市場で一時10%下落した。ネット配信番組でマリフアナ(大麻)とみられるたばこ状のものを喫煙したイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の行動や、7日に明らかになった新たな幹部人材の流出が懸念材料となっている。

テスラのイーロン・マスクCEO=ロイター

 マスク氏は6日、コメディアンのジョー・ローガン氏のネット配信番組に出演した。インタビューの最中に同氏にマリフアナとみられる紙巻きたばこ状のものを勧められ、「合法だよね」と確認しながら口をつける姿が流された。番組が収録されたカリフォルニア州では娯楽目的の使用は合法だが、米メディアの間では企業経営者としての適性を疑う声が上がっている。

 テスラは7日、デイブ・モートン最高会計責任者(CAO)が9月4日付で退任したと明らかにした。米ハードディスク駆動装置大手の幹部だったモートン氏は約1カ月前にテスラに入社したばかり。同社では今年、幹部人材の流出が続いており、今回はマスク氏が3週間足らずで撤回した株式非公開化計画に伴う混乱が影響したとみられる。

 証券当局への提出資料の中でモートン氏は退任理由について「世間からの注目と社内の業務のペースは予想を超えるものだった」と説明した。ただ、「テスラの経営陣や財務報告と意見の相違はない」とも述べ、マスク氏らとの対立が退任の原因ではないことを強調した。

 テスラは7日、マスク氏を支える役職として自動車部門社長を設け、副社長のジェローム・ギレン氏を昇格させたと発表した。ギレン氏は独ダイムラーの商用車部門出身で、テスラの新型車「モデル3」の量産化などで中心的な役割を果たした。マスク氏への権限集中が指摘されるガバナンス(企業統治)を改善する狙いとみられる。

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