スルガ銀不正は「組織的」 第三者委が認定
損失拡大の恐れ
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スルガ銀行の不適切融資を調べてきた第三者委員会は7日、調査報告書を発表した。多くの行員が誘導・黙認した不適切な投資用不動産融資は「全般にまん延していた」「組織的だった」と指摘した。見過ごしてきた経営陣には、経営を委任された取締役の責任を果たさなかったとして「善管注意義務違反」を認定した。企業統治が機能しないまま利益至上主義で行員らを暴走させた経営実態が浮き彫りになった。
有国三知男新社長は7日の記者会見で「...
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