スルガ銀、脱・創業家 船頭なき船出
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スルガ銀行は7日、岡野光喜会長や米山明広社長ら3人の代表取締役が退任し、有国三知男取締役が社長に就任した。スルガ銀の120年あまりの歴史のなかで、初めて岡野家が経営陣から退いた。創業家主導の統治構造は独自性を発揮する源流になってきたが、営業の暴走といった弊害を起こした。新体制は船頭なき船出になりかねず、経営立て直しへの道はあまりに厳しい。
スルガ銀は静岡県沼津市の農村、青野の相互扶助組織を源流とし、1895...
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