2018年9月23日(日)

エキサイト、ネット関連XTechが買収 55億円

スタートアップ
ネット・IT
2018/9/7 19:07
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 ネット広告や通信サービスを手掛けるエキサイトは7日、ネット関連事業のXTech(クロステック、東京・中央)の傘下に入ると発表した。XTechがエキサイトの全株取得をめざしてTOB(株式公開買い付け)を実施し、最大55億円で買収する。エキサイトは上場廃止になる見込み。エキサイトは3期連続の営業赤字で業績が低迷していた。

XTechの西條晋一社長はエキサイト買収を通じ、ネット業界の再編をめざす

 XTechがエキサイトの7日終値に25%上乗せした1株875円で株式を買い付け、3分の2以上の取得でTOB成立とする。実施期間は10日から10月24日まで。エキサイトの筆頭株主である伊藤忠商事と第2位株主のスカパーJSATはTOBに応じる意向を示した。両社がエキサイト株の6割弱を保有し、TOBは成立する可能性が高い。

 エキサイトも7日、TOBに賛同すると発表した。東証ジャスダック市場の上場は廃止する見通し。

 XTechの西條晋一社長は伊藤忠を経て、サイバーエージェントのベンチャーキャピタル(VC)子会社や、独立系VCのWiLを立ち上げた経験を持つ。エキサイトは「ネット業界に知見を持つ西條氏の力を借りつつ、非公開化で短期の株価動向を気にせず思い切った改革を進める」という。

 XTechはTOB実施に先立ち、ユナイテッド、DGインキュベーション、みずほキャピタル系のファンドなどから最大で総額18億円の出資を受けることで合意。金融機関から40億円強の借り入れも実施し、総額約60億円を調達する。

 検索サイトなどを運営するエキサイトはネット業界では老舗の部類に入り、2004年に上場した。検索サイトで競合していたヤフーやライコスなどと競う時期もあったが、長く業績が低迷していた。

 一方、西條社長は未上場のスタートアップ企業に投資するVCファンドも立ち上げている。今後はエキサイトのような中堅の上場ネット企業にも対象を広げ、XTechの特別目的会社(SPC)を通じた買収も検討する。西條氏は「ネット業界の再編・活性化を後押ししていきたい」と話している。

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