ヤフーは7日、ネットオークション「ヤフオク!」での配送料を10月16日から全国一律にすると発表した。ヤマト運輸か日本郵便を指定して、出品者が送料を負担する場合に適用される。遠方の場合、最大で約7割安くなる。差額はヤフーが負担する。出品者は落札者に送料を連絡する必要がなくなるなど、スムーズな売買ができるようになる。
全国一律の送料が適用されるのは、ヤマト運輸の「ヤフネコ!パック」、日本郵便の「ゆうパック(おてがる版)」、「ゆうパケット」を指定した場合。大きさや重さによって送料が決まるが、配送先が遠くても料金は上がらない。例えば、ヤマトで3辺の合計が120センチメートルで15キログラム以内の商品を北海道から沖縄まで送る場合、通常は3456円のところ、1000円しかかからない。
落札者は落札価格のみで商品を購入できるため、やりとりがより簡単になるという。
ヤフオクではヤマトと組んで匿名で商品を発送できるサービスを始めるなど利便性の向上に力を入れている。利用者を急速に伸ばしているメルカリなどフリマアプリに対抗する。