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業績ニュース

日本スキー場、夏集客で再起、前期営業益41%増

2018/9/7 20:30
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スキー場再生を手掛ける日本スキー場開発の業績回復が鮮明だ。7日に発表した2018年7月期連結決算は営業利益が前の期比41%増の6億2400万円だった。夏場の集客が好調だったためで、今期はさらに客数を伸ばし、増益を見込む。冬場の降雪量に左右されやすい体質からの脱却は、株式市場でも評価されている。

18年7月期の売上高は前の期比4%増の64億円。前期は降雪に恵まれたが、他社施設との集客競争も厳しく、冬のスキー場の来場者数は3%増の166万人と小幅の伸びにとどまった。特に川場スキー場(群馬県川場村)など都心から近く、高単価な日帰り客が多い施設が苦戦し、売り上げの伸びは限定的だった。

けん引役は夏場だ。客数は44万人と15%増えた。雲海が見られると評判の展望台を設けた竜王マウンテンパーク(長野県山ノ内町)の来場者は11万人と85%増え、運営する8カ所のスキー場で客数が最も多かった。別の施設はマウンテンバイクコースの利用が伸びた。

19年7月期は売上高が前期比7%増の68億円を見込む。営業利益は28%増の8億円と、15年7月期の最高益(9億500万円)に迫る見通しだ。新たな展望台の設置など、夏場の集客策を増やす効果が出る。

15年7月期は降雪に恵まれたほか、スキー場を相次ぎ買収した効果も出た。最近は天候も不安定なうえ「インバウンド効果もあり、一部の地域ではスキー場の売却価格が高止まりしている」(宇津井高時常務)。夏場の集客拡大は天候や外部成長に頼らず成長軌道を描くための策とも言える。

7日の終値は1999円と3月末比11%上昇した。例年はスキーシーズンが始まる11月ごろまで低迷するが「夏場の損益改善が織り込まれ始めた」(国内証券)。夏場に低迷する季節銘柄という評価の脱却も近づいている。

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