街路樹を倒した「2つの風」 大阪市で710本被害
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列島に記録的な強風をもたらした台風21号の影響で、大阪市内では街路樹の倒木や枝折れが相次いだ。市によると、被害が確認されたのは約710本。特にメインストリートの御堂筋などで木が根こそぎ倒れる被害が目立った。専門家は「ビル街に発生しやすい2つの風が合わさり、被害を拡大させた」と分析する。
「40年働いていて、これほどひどい光景はない」。大阪市中央区で乾物店を営む八木康夫さん(65)は驚く。台風が近...
2018年9月4日、25年ぶりに非常に強い勢力で上陸した台風21号。関西で死者14人の人的被害をもたらしただけでなく、暴風で流されたタンカーが関西国際空港の連絡橋に衝突し、人と物の流れがストップするなど、経済にも大きな爪痕を残した。