2018年9月26日(水)

自由の女神に新博物館、来年5月オープン

北米
2018/9/7 4:59
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 【ニューヨーク=高橋里奈】ニューヨークの観光名所「自由の女神」の新博物館が2019年5月にオープンする。自由の女神・エリス島財団が6日、女神像が建つリバティー島の建設現場を報道陣に公開した。年間450万人が訪れるが、現在大半の観光客は博物館がある女神像の中に入ることができない。より多くの人に歴史や自由の意義を知ってもらおうと、総投資額1億ドル(約110億円)のプロジェクトが動き出した。

自由の女神像の背後に新博物館を建設中(6日、ニューヨーク)

来年5月にオープンする自由の女神博物館の完成イメージ(6日、ニューヨーク)

 マンハッタン最南端のバッテリーパークからフェリーで15分のリバティー島。炎天下、女神像の裏側で新博物館の工事が進む。女神像の台座内にある建造当時のたいまつを移すほか、建設当時の様子や歴史を紹介する映像を女神の服のひだをモチーフにした壁一面に流す予定だ。

 内装や展示を手掛けるESIデザインのエドウィン・シュロスバーグ氏は「自由の定義は人それぞれ。あなたにとって自由とは何かを問いかける展示にする」と語った。

 屋上にあがると、マンハッタンの摩天楼の風景やブルックリン、ニュージャージー、自由の女神の背後を見渡すことができる。屋上は草で覆われ、「四季折々の自然の風景も楽しめる」(建築会社のFXコラボラティブのニコラス・ガリソン氏)。

 自由の女神には、世界中から1日8000~2万8000人の観光客が訪れる。だが現在、女神像の内部は入場制限があり、台座内の博物館を訪れることができるのは全体の2割程度にとどまる。自由の女神像にいくためのフェリー券があれば新博物館の入場料は無料。より多くの人が女神を見上げるだけでなく、女神像についての歴史を知ることができるようになる。

 自由の女神・エリス島財団のスティーブン・ブリガンティ最高経営責任者(CEO)の祖父母は19世紀末~20世紀初頭にイタリアから移民として米国に渡った。トランプ米政権が反移民的な政策をとるなか、同CEOは「我々は移民、そして自由という概念を信じている」と力を込める。

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