里海米「循環型」で付加価値 瀬戸内のカキ殻用い岡山で栽培
酒米や餅米など用途拡大
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瀬戸内海で育ったカキの殻を活用して育てた岡山県産「里海米」の用途が広がっている。従来の飯米に続き酒造好適米として7日には、里海米で醸した純米吟醸酒が売り出された。3年目の今年は生産量も増え、当初目標を上回りそう。国の生産調整(減反)が廃止されコメの産地間競争が激化する中、地元では期待が高まっている。
「瀬戸内海の環境保全にも参加でき、商品の付加価値も高まる」。愛媛県の酒造会社、梅錦山川(四国中央市...
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