2018年11月14日(水)

トヨタEV事業室長 「小型EV価格はHV並み」

自動車・機械
中部
2018/9/6 19:15
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トヨタ自動車は6日、開発中の新型電気自動車(EV)の価格をハイブリッド車(HV)と同水準にする検討をしていると明らかにした。開発責任者であるEV事業室の豊島浩二室長が「EVについても普及する値段にすることが大切。価格に挑戦してHV並みに抑えたい」と名古屋市で開催中の車部品の展示会で発言した。

トヨタの主力HVの現行「プリウス」は最もグレードの低い車種で約240万円だ。豊島氏は「国内では小型EVから始めて高齢者や障害のある人も使いやすい車の開発を目指す」とも話し、環境車は普及してこそ意味があるというトヨタの基本的な考え方を紹介した。

EVで中核となる部品の電池についてはかねて高コストの課題がある。「電池はEVとセットで考える。コストを下げるためにリサイクルの仕組み作りも重要だ」と指摘。「EVだけでなく家庭で蓄電池としても使えるように大きさなどの規格をそろえた『標準電池』の仕組みを考えている」と述べた。電池の再使用の仕組みが固まる5~10年後に向けて準備する考えだ。

国内は小型EVをメーンにする一方で、豊島氏は「中国や欧米は大型も必要。中国は市場も大きくなる」と述べ、各国でEV戦略を変える可能性にも触れた。

小型EVは歩行者ぐらいのスピードでスマートフォンなどで自動で呼び出せるような製品も構想している。人型ロボットによる自動運転システムも研究中だ。「高齢者や障害のある人を含めて乗れる最終的にはペダルのないモビリティ(移動体)を目指したい。考え方を提案することで普及に向けて広く議論をしていきたい」とした。

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