2018年11月21日(水)

JXTG、JERAの火力更新に参画 総投資額2千億円
自社電源を強化

環境エネ・素材
2018/9/6 19:30
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JXTGエネルギーは6日、東京電力ホールディングス(HD)と中部電力の共同出資会社JERA(東京・中央)が計画する千葉県の液化天然ガス(LNG)火力発電所の設備更新に参画すると発表した。総投資額は2000億円規模。電気自動車の普及などで世界で脱石油依存が進むなか、主力の石油関連事業とは別に電力事業を強化して収益拡大を狙う。

設備更新する火力発電所は千葉県市原市にある五井火力発電所。JERAが老朽化に伴って建て替える計画にJXTGも加わる。両社は2018年度中に共同出資会社を立ち上げて、23~24年の稼働を目指す。新会社の出資比率は今後詰める。

五井発電所は1963年に稼働を開始し、LNGを燃料に約188万キロワットの出力があった。更新後は最新鋭の設備を導入して出力が1基78万キロワットのLNG火力を3基建て、総出力は234万キロワットと2割増やす。

JXTGは16年4月の全面自由化で家庭用電力小売りに参入した。石油需要の縮小に備えて新たな収益の柱の育成が急務で、電力の小売事業をその一つに据えていた。

川崎市に天然ガス発電などを持っているが自社の発電能力が不足しており、大田勝幸社長は「コスト競争力を保つには自社の発電設備の新設は欠かせない」と強調する。

JERAはJXTGと組むことでリスクの低減を狙う。太陽光や風力といった再生可能エネルギーの増加で将来のエネルギー需給が見通しづらく、2千億円にも及ぶ投資を1社で抱えるにはリスクもあると判断した。

JERAは五井のほか姉崎(千葉県市原市)、横須賀(神奈川県横須賀市)などで4つの火力発電所の更新を計画している。JXTGはJERAを含めた他社との連携を模索し、さらなる電源確保を進めていきたい考えだ。

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