2019年5月24日(金)

2008年9月14日 リーマン救済、「民間主導」に壁
リーマン・ショックダイアリー(10) This Day In 2008

2018/9/14 6:00
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リーマン・ブラザーズ救済を巡る官民合同の緊急会合は2008年9月14日も続いた。米政府はこの時点で、モラルハザードへの批判を念頭に、公的救済は難しいという立場を鮮明にしていた。

2008年9月15日付朝刊

2008年9月15日付朝刊

民間主導で難問をどう着地させるか。会合では、共同で資金を出し合ってリーマンが抱える不良資産を買い取り、資産運用などの優良部門と切り離す「解体論」などが検討された。だが、分離でフタをしても、不良資産からは将来、大きな損失が生じかねない。市場では金融機関の株価が軒並み下げ、「リーマンの次」を探す動きが始まっていた。どの金融機関にも、他社を助ける余裕などなかった。

救済路線が行き詰まるなか、仮にリーマンが破綻した場合、金融市場の混乱をどう避けるかといった危機対応策も会合のテーマとなりつつあった。

経済学者のクルーグマン氏=ロイター

経済学者のクルーグマン氏=ロイター

クルーグマン氏(経済学者)「財務長官はロシアン・ルーレットで遊んでいる」(米ニューヨーク・タイムズ紙への寄稿)

 シリーズ「リーマン・ショックダイアリー This Day In 2008」では、10年前の出来事と当時の日本経済新聞の報道、要人発言を基に、危機の進行を「リアルタイム」で再現する。

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