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リーグ3連覇目前 広島支えるぶれぬ強化方針
スポーツライター 浜田昭八

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2018/9/9 6:30
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 広島のセ・リーグ3連覇達成が目前に迫った。近年では巨人が2012、13、14年に3連覇しているが、パ・リーグの3連覇以上は1990~94年の西武5連覇までさかのぼらねばならない。ドラフト制で戦力均衡化が図られている今では、勝ち続けるのは本当に難しい。

 今季の広島はそれを“難なく”といえる状態でやってのけようとしている。好スタートを切って4月24日、13勝9敗で首位に立った。以後、一度も首位の座を譲ることなく、ゴールへ飛び込もうとしている。昨季好調だった阪神、DeNAがもたつき、巨人にも勢いがない。終盤になってヤクルトの抵抗に遭ったが大きな障害にはならず、“1強5弱”の独走状態だった。

上位打線固定、攻撃陣が威力

 戦力は投打ともに充実していたが、わけても長打あり、足攻ありの攻撃陣が威力を発揮した。3番丸佳浩、4番鈴木誠也を中心に、上位打線が固定された。規定打席不足組の中にも、意外性のある3割打者会沢翼、長打力のあるバティスタがいて、スキのない打線を形成している。

3番丸、4番鈴木を中心に上位打線が固定された=共同

3番丸、4番鈴木を中心に上位打線が固定された=共同

 投手陣では大瀬良大地がエースにふさわしい活躍。勝ち星、防御率、勝率の投手3冠を獲得しそうな勢いだ。左腕ジョンソンは来日4年で3度目の2桁勝利をマークした。1、2年で消える外国人が多い中で、ひときわ光る優良外国人選手だ。中継ぎ陣が不安だったが、打線が援護してフランスア、アドゥワ誠が勝ちパターンに加わるようになった。

 今やビジターで訪れる敵地の観客席をも真っ赤なカープカラーに染めるほどの人気球団になったが、その球団史は苦難に満ちていた。セ、パ2リーグ分立の50年に発足したが、財政難で戦力がそろわなかった。75年にルーツ監督を引き継いだ古葉竹識監督のもとで初優勝するまでに、実に4半世紀を要した。この間、Aクラスに入ったのは、68年に根本陸夫監督で3位になった1度だけだった。

 古葉、阿南準郎、山本浩二、三村敏之が監督だった70年代から90年代にかけては、毎年優勝を争う強豪になっていた。それでも苦難は続いた。川口和久、江藤智ら投打の主力が巨人へ移籍した。球団は自前で選手を育てるという方針をかたくなに守り、フリ-エージェント(FA)制に背を向けた。00年代に入ってもこの方針は曲げず、金本知憲、新井貴浩が去り、黒田博樹、前田健太の大リーグ入りにも寛容だった。新井、黒田はのちに広島へ復帰したが、この時期に監督を務めた野村謙二郎は主力の流出に苦しんだ。

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