震度5強の札幌市内 停電に困惑、コンビニに列

2018/9/6 6:29 (2018/9/6 11:28更新)
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札幌市内で震度5強の揺れが観測された6日早朝、停電により街の明かりが一斉に消え、路上に出てきた人々は不安と戸惑いの表情を浮かべた。信号機が止まった交差点で警察官が交通整理にあたり、コンビニエンスストアには水や食料を買い求める長い列ができた。

停電で交差点の信号が消え、大通公園にあるテレビ塔の時計表示も消えた(6日午前、札幌市)

市内のオフィスでパソコン作業をしていたというシステムエンジニア(SE)の男性(56)は「1人だったので不安だった。仕事は続けられないが家に帰っていいのかも分からないので、電話がつながるまで大通公園で待機する」と話した。

友人と食事をしていたというサービス業の男性(36)は「市内の立体駐車場に車があるが、停電で出せない。すぐにでも帰りたいのに」と困惑していた。

市内のセブンイレブンには水やおにぎり、ウエットティッシュなどを買い求める客が相次いだ。20代の店員は「冷蔵食品と充電器は3時台には売り切れた」。カップルで観光に訪れていた20代の韓国人の男性は「地震で跳び起きた。食べ物を買いに来たが、もうほとんど残っていない。飲み物で我慢するつもり」とため息をついた。

市中心部にある百貨店、丸井今井札幌本店も停電。店内の鮮魚店で働く男性は路上で待機しながら「冷凍庫に残してある魚が心配」と落ち着かない様子だった。

市立札幌病院では地震直後から非常用発電機が稼働し、夜勤の看護師が500人を超える入院患者の安全を確認。電気が使えなくなった他の病院から患者を受け入れて対応に追われた。総務課の職員は「災害拠点病院としての備えが生きた。大きな混乱がなくひとまずは良かった」と話していた。

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