じもとホールディングス傘下のきらやか銀行と仙台銀行は住宅金融支援機構と協調融資に関する協定を結んだ。対象はサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)。同機構は全国の地銀と同様の協定を結んでいるが、複数の銀行との3者による協定は初めてという。
サ高住は1階に介護サービス会社が入り、2階以上に高齢者が入居するのが一般的だが、支援機構の融資は住宅部分に限定されていた。協定を結ぶことで新規に建設する事業者はまとめて資金調達ができる。また、支援機構の長期の固定金利と、地銀の短期の変動金利を組み合わせるなど多様な手法を選択できる。
当初はきらやか銀が支援機構と協定を結ぶ予定だったが、サ高住の需要は仙台地区に多く、より大型の案件に対応しやすいよう3者の協定に広げた。3者間協定に加え2行はそれぞれ個別に支援機構と協定を結ぶ。
フィデアホールディングス傘下の荘内銀行と北都銀行は5日、同機構とサ高住の協調融資に関する協定をそれぞれ結んだと発表した。