2018年10月17日(水)

再使用ロケット「18年度末に飛行実験」、JAXA

科学&新技術
2018/9/5 19:51
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、使い捨てずに繰り返し飛行できる「再使用型ロケット」の実験を2018年度末に能代ロケット実験場(秋田県能代市)で実施する方針を、政府の宇宙政策委員会の部会に報告した。全長7メートルの試験機を高度100メートルまで打ち上げ、垂直に着陸できるか試みる。

米宇宙ベンチャーのスペースXが打ち上げ後のロケット回収に数多く成功している。JAXAは技術の確立を急ぎ、打ち上げコストの削減につなげたい考えだ。

実験計画によると、垂直に立ったロケットを上空に打ち上げ、エンジンの制御などで立ったまま着陸させる。確実に着陸する飛行制御技術のほか、再使用に備えてエンジンの寿命を延ばす技術などを実証する。

順調に実験が進めば、20年度以降にフランスやドイツの研究機関と共同で、陸上や海上の発射場に戻る将来のロケットにつながる飛行実験にも取り組みたいとしている。

人工衛星などを載せるロケットは、燃料が燃え尽きたロケットを順番に切り捨てながら飛んでいく。中古のロケットを繰り返し使えれば、打ち上げコストが下がるとの期待がある。

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