2018年11月22日(木)

韓国特使、金正恩氏と会談 北朝鮮に非核化促す

北朝鮮
南北首脳会談
朝鮮半島
2018/9/5 18:09
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【ソウル=恩地洋介】韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は5日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使として訪朝し、金正恩(キム・ジョンウン)委員長と会談した。9月中に開く予定の南北首脳会談の日程を最終調整するのが目的。ポンペオ米国務長官の訪朝中止など、膠着状態が続く米朝の非核化協議の再開に向けて、北朝鮮側に軟化を促したとみられる。

鄭氏は5日、徐薫(ソ・フン)国家情報院長とともに専用機で平壌入り。韓国大統領府によると鄭氏は文大統領の親書を金正恩氏に手渡した。鄭氏らは晩さん会に出席した後、同日夜にソウルに戻った。6日に記者会見し、会談内容を説明する。

金正恩氏は6月の米朝首脳会談後に訪中して以来3カ月近く、経済視察を繰り返し外交の場に姿を見せなかった。行き詰まった米朝協議の打開に向け、どのような考えを示したかが焦点となる。

トランプ米大統領は4日夜に文大統領と電話協議した際「良い成果が出ることを心から望む」と特使への期待を語った。ただ、米国は北朝鮮が核施設の申告や非核化への手順を示す行動を見せない限り、北朝鮮側が望む朝鮮戦争の終戦宣言には応じないとの立場だ。

韓国側は北朝鮮に譲歩を促すことで米朝の仲介を探る。文大統領は9月中の平壌での南北首脳会談で金正恩氏から直接、非核化への行動計画を引き出し、下旬の国連総会に合わせて開く米韓首脳会談で終戦宣言への道筋をつけるシナリオを描いている。

特使を務めた鄭氏は今年3月初旬に特使として訪朝し「米国と対話する用意がある」とする金正恩氏の発言を持ち帰り、6月の米朝首脳会談への流れができた。今回も米朝の対話再開のきっかけとしたい考えだ。

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