2018年9月20日(木)

北方領土の墓参中止 軍事演習影響か 官房長官「極めて残念」

政治
北海道・東北
2018/9/5 18:00
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 菅義偉官房長官は5日の記者会見で、北方領土の択捉島で10~13日に予定していた元島民らによる墓参が中止になったと表明した。北海道とロシア側の調整がつかず、北海道が中止を決めたと説明。「元島民の思いを鑑みれば極めて残念だ」と述べた。

 北方領土の墓参は、日ロ両政府が人道上の見地から元島民のビザなしの訪問を可能にした制度で、毎年3回ほど実施する。2018年は17年から始まった空路墓参を含め、すでに2回終えた。菅氏は「7月下旬、先方から調整が整っていない旨の通報があった」と指摘。その後もロシア側に実現を働きかけたが、折り合いがつかなかった。

 外務省によると、ロシア側は理由について、今回の墓参が入域を制限する地域を含むためだと説明しているという。日本政府内にはロシアが11日から北方領土を含む極東で開く大規模な軍事演習が影響しているとの見方がある。悪天候以外の理由で墓参が中止になったのは15年以来。菅氏は「引き続き元島民の希望にそえるようしっかり対応したい」と強調した。

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