2018年11月14日(水)

中国の滴滴が安全改善計画 深夜サービス一時休止

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2018/9/5 20:30
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【北京=多部田俊輔】中国配車アプリ最大手の滴滴出行は4日、安全改善計画を発表した。緊急通報システムなどを整備し、顧客サービスの人員を8千人まで増やす。相次ぐ乗客の殺害事件で、政府や利用者から批判の声が強まっていた。改善策の円滑な導入のため、8日から1週間、中国で深夜帯のサービス提供を一時休止する。

滴滴が発表した安全改善計画によると、スマートフォン(スマホ)のアプリで乗客が緊急時にすぐに警察に救助を求める通報をできる仕組みなどを導入した。乗客が緊急連絡者を登録し、緊急時に乗客の利用情報を共有して警察と連携する機能も追加した。

8日から乗客や運転手のプライバシーに配慮した形で、ライドシェア(相乗り)サービスなどで車内を録音する取り組みを試行する。運転手の安全面での教育を強化。運転手の顔認証を毎日実施したり、犯罪や不正の有無を厳しくチェックしたりする。

安全面を含めた顧客サービスの体制も拡充する。社内で5千人規模の顧客サービス担当人員を年内に8千人まで増やす。一連の取り組みを導入するため、8日から1週間、午後11時から翌日の午前5時までの深夜帯について、中国大陸地区でタクシーやライドシェアなどの配車サービスを一時休止する。

滴滴のライドシェアサービスを巡っては5月と8月に乗客が運転手に殺害される事件が発生した。5月の事件では虚偽登録した運転手が殺害事件を起こし、8月の事件では殺害事件を起こした運転手が前日に乗客から苦情を受けていたのにもかかわらず、滴滴が対応していなかった。

利用者からは滴滴の安全対策が不十分だとの批判が多い。公安当局や交通部門などは滴滴に安全管理の体制整備を指導しているほか、滴滴以外の配車アプリを提供している企業への監督を強化している。

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