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森保ジャパンに期待する「チーム一丸」の戦い
サッカージャーナリスト 大住良之

(3/3ページ)
2018/9/7 6:30
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10年から今年のワールドカップまでこうした役割を担ってきたのが、MF本田圭佑(メルボルン、32)、MF香川真司(ドルトムント、29)、FW岡崎慎司(レスター、32)らだった。南野ら4人は本田たちが抱き続けてきたプレー面だけでなく精神面での「責任感」も、自ら引き受ける覚悟を持って「森保ジャパン」にかかわっていかなければならない。

ベテラン青山招集の狙いは?

今回の23人のうちでもう一人だけ注目の選手を挙げさせてほしい。MFの青山敏弘(広島、32)だ。現在、Jリーグで首位を快走する広島にあって絶好調のプレーを続けており、実力的にはJリーグでトップクラスのボランチといっていい。ハリルホジッチ元監督も大きな信頼を寄せていたが、個人的な事情で15年から代表には参加していなかった。西野朗監督はワールドカップに向けた準備試合のガーナ戦(5月)に選出したが、直前の故障で辞退を余儀なくされた。

青山のプレーを森保監督は目指すサッカーの当面の「基準」としそうだ=共同

青山のプレーを森保監督は目指すサッカーの当面の「基準」としそうだ=共同

22年を36歳で迎える青山を森保監督がチームに加えたのは、チームの「手本」にするために違いない。森保監督の下で広島を3回のJリーグ優勝に導き、攻守両面で中心選手となった。今季もそのレベルを落としていない青山のプレーを、森保監督は目指すサッカーの当面の「基準」とする考えだろう。攻守の切り替え時の青山の判断と動きの速さを日本代表が身につければ、世界を相手に戦う大きな武器になる。

そして何より、森保監督が選手たちに求めるのは、全員が例外なく「チームのために」プレーすることだ。

広島時代にも、森保監督はチームで戦うことを徹底的に求めた。だからこそ、毎年のように主力流出の憂き目にあいながら、その都度無名に近い選手を引き上げて4年間で3回優勝、その間にクラブワールドカップ3位という成績を残せた。そしてコーチとして参加したワールドカップ・ロシア大会でも「一丸になったチームの強さ」をまざまざと見た。

森保監督率いる日本代表の22年ワールドカップへの挑戦が始まる。大阪などに甚大な被害をもたらした台風21号、そして北海道の大地震と大きな自然災害が連続した中で戦う日本代表は、いつも以上の「責任」を感じてほしいと思う。チーム一丸を貫いて、一歩ずつ成長しながら新しい時代を築くことを期待したい。

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