2019年8月20日(火)

護岸かさ上げ、浸水防げず 沈下も影響?

2018/9/5 12:54
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関西国際空港では過去にも高潮被害があり、対策として滑走路の護岸をかさ上げしたが、浸水を防げなかった。関西エアポートは「想定を超える高潮だったが、関空島自体の沈下が影響した可能性もある」と説明する。

関西空港では2004年、台風16号による高潮で1期島の一部が冠水し、05年から護岸の高さを2.2メートルかさ上げした。「50年に1度の台風に備える」として、これまで最高だった1961年の第2室戸台風時の大阪市の潮位(2.93メートル)を想定して高さを設定したが、4日の高潮で大阪市の潮位は3.29メートル(速報値)となり、第2室戸台風時を上回った。

さらに、関空島は大阪湾の泉州沖約5キロの軟らかい地盤の上にあり、沈下が続いている。1期島は1994年の開港から通算で約3.4メートル沈み、今も年間約6センチのペースで沈下する。同社は「護岸が設計通りの高さを維持できていたか分からない。沈下が浸水の拡大を招いた可能性もある」と指摘する。

07年に完成した2期島の滑走路は1期島よりも高く今回は被害を免れたが、年間約30センチの沈下が続く。同社担当者は「今後高潮で被害を受けないよう、今回浸水した原因を調査し、対策を検討したい」と話した。

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