2018年9月24日(月)

ベネズエラ難民会議、共同声明採択 受け入れ推進を明記

中南米
2018/9/5 7:22
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 【キト(エクアドル)=外山尚之】ベネズエラ難民問題について中南米諸国が話し合う会議が4日、共同声明を発表して閉幕した。各国が協力してベネズエラ難民を受け入れ、技術・資金面で協力する内容を盛り込んだ。ただ、会議には当事国であるベネズエラの代表は参加せず、ボリビアは署名を拒否。難民支援の具体論は次回以降の会議に持ち越した。

4日に閉会した難民対策会議には中南米13カ国の代表が集まった(エクアドル・キト)

 会議の開催地の名前をとった「キト宣言」では、各国に流入するベネズエラ難民について「十分に受け入れる」と明記。人道支援を提供し、人身売買や外国人排斥から保護するとした。技術・資金面での協力の重要性を認めた上で、各国が協力して難民が大量に流入する地域を支援するという。

 もっとも、今回の共同声明の実効性には疑問も残る。受け入れるベネズエラ難民については「特に子供や老人、病気を持った人々」としており、線引きに曖昧さを残す。

 また、国連機関の協力を受けてベネズエラ難民のデータの共有を進めるとしているが、経済混乱が続くベネズエラではパスポートの発行がほぼ止まっている。ベネズエラ政府に対してパスポートや身分証明書を素早く発行するよう要請するとしているが、ベネズエラ側がこれに応じる可能性は低い。

 会議の議長国を務めたエクアドルのチャベス外務副大臣は「参加国が責任を共有することが必要不可欠だ」と述べ、今後も定期的に会議を開き、具体策について議論を進めていくと記者団に説明した。

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