2018年11月18日(日)

物流AIのオプティマインド優勝、ICCコンテスト

スタートアップ
2018/9/4 18:24
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スタートアップや大企業の経営幹部らが集まるカンファレンス「ICC(インダストリー・コ・クリエーション)サミットKYOTO2018」が4日、京都市内で開幕した。事業モデルコンテストの「スタートアップ・カタパルト」は15社が登壇し、人工知能(AI)で物流を効率化するシステムを開発するオプティマインド(名古屋市)が優勝した。AIやあらゆるモノがネットにつながる「IoT」など最先端の技術を駆使して、労働力の減少など社会課題を解決しようとする企業が事業モデルを競い合った。

スタートアップ・カタパルトでは、名古屋大発のオプティマインドが優勝した(4日、京都市)

オプティマインドは2015年設立で、名古屋大の研究成果を活用している。独自のアルゴリズムを使って、複数の訪問先を効率良く回る配送ルートを作成するクラウドサービス「Loogia(ルージア)」を企業に提供している。

物流の現場では手作業でルート作成をしているケースも多いが、人手不足などの影響で現場の負担が高まっている。ルージアはこれをシステムが担う。さらにトラックや営業車の停車時間や停車位置、走行速度などをAIが学習。個社ではなく利用企業各社で集めたデータを活用して、最も効率のいい配送地図を作れるようになる。松下健社長は「企業を超えて配送地図を共創することで、コストや労働時間の削減に貢献する」と話した。

2位はファッション業界向けAIを開発するニューロープ(東京・渋谷)、消費者にカスタマイズしたシャンプーを提供するSparty(スパーティー、東京・渋谷)、家具のレンタルサービスを手がけるクラス(東京・目黒)、自家用車を使った配車サービスのAzit(アジット、東京・港)の4社が同着で並んだ。

スタートアップだけでなく、小型のアロマディフューザー「アロマスティック」を開発したソニーも登壇するなど、参加企業の顔ぶれも多彩となった。

一方、革新的な技術を開発するスタートアップを対象にした事業モデルコンテスト「リアルテック・カタパルト」では、荷物を揺らさないよう姿勢を制御できるドローン(小型無人機)を開発するエアロネクスト(東京・渋谷)と、カーボンナノチューブを使った次世代電池を開発するスペースリンク(神奈川県藤沢市)が優勝した。

ICCは16年に始まり、今回が6回目の開催。800人程度の参加を見込んでいる。ICCの小林雅代表は「連続起業家が増えるなど、登壇するスタートアップ企業のクオリティーが高まっている」と述べた。

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