2018年9月22日(土)

米制裁解除のZTEが新スマホ 5G対応の試作機も

モバイル・5G
BP速報
2018/9/4 23:00
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日経クロステック

 中国の中興通訊(ZTE)はドイツ・ベルリンで開催されている欧州最大の家電見本市「IFA 2018」に先駆けて2018年8月30日(現地時間)、プレスカンファレンスを開いた。次世代の高速通信規格「5G」対応端末の開発状況やフラグシップとなるスマートフォン(スマホ)の新製品「ZTE Axon 9 Pro」を発表した。

ZTEモバイルデバイスの製品マーケティング戦略担当バイスプレジデントであるジェフ・イー氏(写真:山口健太)

ZTEモバイルデバイスの製品マーケティング戦略担当バイスプレジデントであるジェフ・イー氏(写真:山口健太)

 イベントには、ZTEモバイルデバイスの製品マーケティング戦略担当バイスプレジデントであるジェフ・イー氏が登壇。米政府による制裁が18年7月13日に解除されたことを踏まえ、「数カ月の空白があったが、顧客やパートナー企業からの支援には感謝している。フラグシップスマホの新製品を発表し、5Gに向けたイノベーションを進めていく」と語った。

 5Gデバイスについては「コンシューマー製品に5Gを搭載するのは簡単ではない。アンテナの設計や電力管理の問題があり、端末内の小さな空間に多くの部品を詰め込まなければならない」(イー氏)。

5Gスマホのモックアップ(写真:山口健太)

5Gスマホのモックアップ(写真:山口健太)

 ZTEが開発中の5Gスマホは「単に(ファイルや画像、映像などの)ダウンロードが速くなるだけでなく、レイテンシー(待ち時間)が1ミリ秒以下になることでユーザー体験は大きく変わる」(イー氏)。5Gタブレットは「10Gbpsの通信速度に対応し、4Kや8Kの映像ストリーミングが可能になる」と語った。

■フラグシップスマホ「Axon 9 Pro」を披露

 フラグシップとなるスマホの新製品は「Axon 9 Pro」を披露した。目玉として「Axon Vision」を搭載。「Axonシリーズは高音質のオーディオで知られるが、Axon 9 Proは美しい視覚体験にもこだわった」(イー氏)。

ZTE Axon 9 Pro(写真:山口健太)

ZTE Axon 9 Pro(写真:山口健太)

 動画再生は「MEMC」技術を搭載。毎秒500万画素の動きを予測し、24fpsの動画を60fpsに引き上げることでブレのない映像表現が可能になるという。HDR10にも対応する。

 カメラアプリは人工知能(AI)で被写体の動きや顔を認識し、写真撮影をサポート。リアカメラは1200万画素と2000万画素の2眼、インカメラも2000万画素を搭載する。

 主な仕様は、画面サイズが6.21インチのフルHD+(2248×1080ドット)、SoC(システムオンチップ)は米クアルコム製のSnapdragon 845、メモリーは6GB、ストレージは128GBを搭載する。世界各国のLTEバンドに対応しており「JP」も含むという。

 日本市場についてイー氏は「Axon 9 Proの展開について発表できる情報は今のところないが、日本の顧客は品質への要求水準が高く重要な市場と考えている」とコメントした。

(ライター 山口健太)

[日経 xTECH 2018年9月3日掲載]

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