2018年9月21日(金)

アマゾン、音声AIスキル開発「月1万ドル稼ぐ学生も」

AI
BP速報
2018/9/4 20:00
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日経クロステック

 ドイツ・ベルリンで開催中の欧州最大の家電見本市「IFA 2018」で9月1日(現地時間)、米アマゾン・ドット・コムが基調講演で人工知能(AI)による音声アシスタント「アレクサ」とエコシステムの拡大をアピールした。

米アマゾン・ドット・コムのアレクサ担当バイスプレジデントのダニエル・ラウシュ氏(写真:山口健太)

米アマゾン・ドット・コムのアレクサ担当バイスプレジデントのダニエル・ラウシュ氏(写真:山口健太)

 基調講演にはアレクサ担当バイスプレジデントのダニエル・ラウシュ氏が登壇。アレクサについて「4年前にたった1種類のデバイスから始まった。いまでは数千万人のユーザーがピザを頼んだり家族と連絡を取ったりするのに日々活用している」と紹介した。

 ユーザーからの評価について、これまでアマゾンのウェブサイトで10万件以上の5つ星評価を得たという。また、「アレクサの個性を気に入っている人も多い」(ラウシュ氏)として、アレクサに「I love you」と語りかけた回数は18年1月以降だけで数百万回に達したと述べた。

 米国以外への展開は16年に英国、17年に日本などに拡大しており、今後はイタリアやメキシコにも展開するという。各国への展開にあたっては「単に翻訳するだけではなく、例えば日本での発売時には祝日や相撲の試合結果にも対応した」(ラウシュ氏)として、地域に合わせていることを強調した。

■文脈を引き継ぐ対話ができる

 今後はより高度な対話機能に対応していくという。例として、米国などで提供しているキャリーオーバー機能を紹介した。「アレクサ、バラク・オバマについて教えて」と聞いた後、「出身地は?」「年齢は?」と尋ねると、文脈を引き継いで対話できることをデモで示した。

 サードパーティーによるアレクサのスキルは5万種類を超える。開発者向けにはスキル開発用の「アレクサ・スキル・キット」、アレクサの機能をデバイスに組み込める「アレクサ・ボイス・サービス」、スタートアップを支援する200万ドルの「アレクサ・ファンド」を提供しており、180カ国の開発者が参加しているという。

 アレクサのスキル開発でビジネスとして成功している例も増えているという。開発したスキルから毎月1万ドルを得ているある22歳の学生の事例を紹介した。

アレクサのスキルは5万種類を超える(写真:山口健太)

アレクサのスキルは5万種類を超える(写真:山口健太)

アレクサのスキルで毎月1万ドルを稼ぐ学生も(写真:山口健太)

アレクサのスキルで毎月1万ドルを稼ぐ学生も(写真:山口健太)


■アレクサ互換デバイスは2万種類を超える

 アレクサ・ボイス・サービスを用いたアレクサデバイスの開発については、アンカーの事例を紹介。アマゾンへの最初の問い合わせから7カ月で開発を終え、発売にこぎ着けたとして、スピーディに製品化できることをアピールした。

 アレクサと互換性のあるデバイスは17年時点では4000種類だったが、現在では2万種類を超えるまでに増えているという。

(ライター 山口健太)

[日経 xTECH 2018年9月3日掲載]

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