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世界クライミング、東京五輪「金」へ第一関門
6日、オーストリアで開幕

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2018/9/5 6:30
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6日にオーストリアで始まるスポーツクライミングの世界選手権は、2020年に向けた日本の現在地を知る格好の舞台だ。東京五輪で唯一行われる「複合」種目が今回初採用され、日本の目標は「男女で金を含む複数メダル」。種目別のワールドカップ(W杯)や8月のアジア大会の複合で活躍した楢崎智亜、藤井快、野口啓代、野中生萌(いずれもTEAM au)らが海外の強豪を相手に初代王者を目指す。

ミスが命取りのスピード

複合は、高さ15メートルのほぼ垂直の壁を1対1で登って順位とタイムを競うスピード、5メートル以下の壁に設定されたコースで登れた回数を競うボルダリング、十数メートルの壁を登って到達高度を競うリードの順に1日で3種目を行い、総合力を競う過酷な種目だ。各種目ごとの順位を掛け合わせた数字が少ない選手が上位で、今大会では最終日の16日に決勝を実施。それまでに行われる3種目の成績から男女6人の出場者が決まる仕組みだ。

スピードは高さ15メートルのほぼ垂直の壁を1対1で登り、順位とタイムを競う(写真は楢崎智)=共同

スピードは高さ15メートルのほぼ垂直の壁を1対1で登り、順位とタイムを競う(写真は楢崎智)=共同

ボルダリングは5メートル以下の壁に設定されたコースで登れた回数を競う(写真は野口)=共同

ボルダリングは5メートル以下の壁に設定されたコースで登れた回数を競う(写真は野口)=共同

リードは十数メートルの壁を登って到達高度を競う(写真は藤井)=共同

リードは十数メートルの壁を登って到達高度を競う(写真は藤井)=共同

ユースの大会で経験があった伊藤ふたば(同)を除き、今回のアジア大会は日本勢が複合に出場する初の国際大会だった。男女各6人が競った決勝では事前の予想通り、韓国勢との激しいメダル争いを演じ、女子は野口が金、男子は藤井が銀、楢崎智が銅とそれぞれメダルを獲得。日本代表の安井博志ヘッドコーチ(HC)は「(メダル数の)目標を達成できてよかった」と総括しつつ「とても僅差で苦しかった」と本音も漏らした。

特に複合の難しさを味わったのが楢崎智だろう。国際競技団体の複合ランキングで現在世界1位。アジア大会でも優勝候補筆頭だったが、複合のスピード準決勝ではゴール直前で足を踏み外し、最大のライバル千宗原(韓国)に逆転負けを喫した。直後の3位決定戦でも、別の韓国選手を途中まで置き去りにしながら再びスリップして敗れ、「(ミスをした場所に)直面したとき、一瞬思考がよぎって失敗してしまった」と悔しさをにじませた。

ミスでリズムを狂わせ、まさかの4位スタートとなった楢崎智とは対照的に、持ちタイムはそれほど速くなかった千は2位発進。これで勢いに乗ったようだ。続くボルダリングでは楢崎智が難しい課題を次々にクリアして重圧をかけ続けたものの、後から登った千は「過去最高の強さ」(安井HC)を見せて1位をキープ。2種目を終えた時点で日本勢が逆転する芽はほぼ消えた。

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