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金75個の日本、東京五輪へ前進 アジア大会

2018/9/2 20:13
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メダル総数は前回の仁川大会とほぼ同数の205個だったが、その内訳を見ると金メダル75個は4年前より28個増えた。国別でも中国、韓国に次ぐ3番手からアジア2位に昇格。金メダルの比率の高まりは、2年後の東京五輪に向けた強化が前進している証左であり、展望は明るい。

大会MVPに選ばれた競泳の池江。日本の若い力の伸長を示した大会だった=共同

基幹競技の中でも目立った競泳は、中国と同数の金メダル19個を獲得し、過去2大会で水をあけられた強豪と対等の立場になりつつあることを示した。会場の控えエリアに「対中国」を意識して両国のメダル数などを張り出してリアルタイムで更新。自分がどれだけベストを出せているかも数値化し、選手を刺激した。その中で池江璃花子(ルネサンス)は6冠。17歳の酒井夏海(スウィン南越谷)は金3つを含む5つメダルを獲得するなど若い力が伸びた。

陸上も前回の金3つから倍増の6個。「五輪へ第1ステップとしてはいい形で踏み出せた」と麻場一徳チームリーダーは総括する。男子マラソンの井上大仁(MHPS)や50キロ競歩の勝木隼人(自衛隊)は与えられたデータを基に、保冷剤を手にしたり帽子の中に氷を入れたりと独自の暑熱対策を練っていた。それらの準備が実ったともいえる。

一方、麻場リーダーは「アジアのレベルが上がっている」とも語る。男子400メートルリレーで20年ぶりに優勝した日本に続いたのは、ライバルの中国ではなく、地元インドネシア。男子1600メートルで3位の日本と競って銀メダルをつかんだのはインドだった。

日本選手団全体の見通しは明るくても、競技によって強化の進捗には濃淡があり、アジアのレベルの高まりを肌で感じた競技も少なくない。レスリング女子は大会史上初めて無冠。トップ選手を送り込んだはずの"お家芸"に一抹の不安を残した。バドミントンは過去最多の金1、銀1、銅4。ただ、世界王者の桃田賢斗(NTT東日本)が3回戦で敗れ、直前の世界選手権に続く快進撃とはいかなかった。主力を投入しなかった卓球や体操はやはり苦戦した。

期待が高かった東京五輪の新種目ではスケートボード4種目のうち3種目で優勝し、空手の形も男女ともに制覇した。だが、空手の組手は男女各1階級の優勝にとどまり、スポーツクライミングは男子複合で金メダルを逃した。各国の強化も急速に進み、楽観視できない現状が浮かび上がる。

日本選手団の山下泰裕団長は「前回の仁川からいうと大躍進。大事なのはこの先。これをいかに2020年に進めていくか。そこに目を向けないと」と語った。手応えと反省という土産をもらえたことは、2年後に向けて大きな収穫だっただろう。(渡辺岳史)

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