2018年9月23日(日)

金融庁、埼玉県信金を検査 マネロン対策に不備

金融機関
2018/9/1 11:00
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 埼玉県信用金庫(埼玉県熊谷市)が資金洗浄(マネーロンダリング)に利用された疑いがあるとして、金融庁が立ち入り検査していることが1日、分かった。お金の送り手と海外の受け手双方に実態がない送金が過去2年間に約19億円あり、送金先には北朝鮮関連の企業が含まれているもようだ。金融庁は順次マネロン対策の検査を進めており、今回はその一環。

金融庁は順次マネロン対策の検査を進めている

 関係者によると、埼玉県信金は2016年から18年にかけて、同県内の企業からの依頼で複数回にわたり、約19億円を海外に送金した。ただ送金元の企業には実態がなく、資金の出所も不明なことが同信金の内部点検で判明した。埼玉県信金は「個別の事案についてはコメントできない」と話している。

 金融庁は今年2月に地方銀行や信用金庫など全地域金融機関にマネロン対策の緊急点検を指示。抜け穴がないか点検し報告するよう求めていた。西日本の地銀でマネロンの疑いの強い取引が見過ごされていた事態を受けた措置で、問題がみつかった金融機関に順次、立ち入り検査する方針を打ち出している。

 マネロンは対策を強化すると、対策が緩い別の金融機関に流れやすい。このため金融庁は金融機関による自己点検と検査で、網羅的に抜け穴をふさぐ取り組みを強化している。

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