2018年9月26日(水)
スポーツ > 格闘技 > ニュース > 記事

格闘技

18歳高校生の素根が延長制し金 気迫の背負い投げ

2018/8/31 23:30
保存
共有
印刷
その他

 組み合ったときの体格の差は歴然。身長が21センチも高い金珉程(韓国)は上から圧力をかけてきた。「何度も対戦しているので組み手は研究されていた」。素根は得意な組み手を封じられそうになったが、そこで妥協するつもりはなかった。

78キロ超級決勝で韓国選手を破り、金メダルを獲得した素根(左)=石井理恵撮影

 162センチと最重量級では小柄な方。だが、その体には無尽蔵のスタミナがある。ゴールデンスコア方式の延長戦になっても動きは衰えなかった。20秒すぎに懐に入って繰り出したのは背負い投げ。「大きい相手には担ぎ技が効く。そこはずっと練習してきた」。激しい攻防から相手をごろりと転がし、待望の金メダルを喜んだ。

 「緊張はしたけれど、プレッシャーとか背負うものは何もない。自分の柔道をやろう」。18歳の高校生にして、なかなか肝が据わっている。海外で勝てなかったことで9月の世界選手権の切符を逃したが、今回ひとつの答えを出した。階段をひとつ上がった印象だ。

 東京五輪の代表争いは、世界選手権代表の朝比奈沙羅(パーク24)との勝負。肩を並べたかは「わからない」。でも、組み手争いを制して自分の形に持ち込み、担ぎ技や投げ技を仕掛ける素早さはどんどん磨きがかかる。

 あらゆる競技が一堂に会す今大会は競泳で6冠を果たした同学年の池江璃花子に刺激を受けたそう。「自分は足りないところだらけ。パワーとか技とか、鍛えるところはたくさんある」。これまで素根の強さを支えてきたのは豊富な練習量。そこに実績が伴い、さらに飛躍していきそうな予感がする。(渡辺岳史)

秋割実施中!日経Wプランが12月末までお得!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップスポーツトップ

格闘技 一覧

女子78キロ級で初優勝し、金メダルを手に笑顔の浜田尚里(25日、バクー)=共同

 【バクー=共同】柔道の世界選手権第6日は25日、バクーで男女各1階級が行われ、女子78キロ級で初出場の28歳、浜田尚里(自衛隊)は決勝で世界ランキング1位のフーシェ・ステーンホイス(オランダ)に指導 …続き (0:52)

世界3階級制覇から一夜明け、記者会見でポーズをとるWBOフライ級王者の田中恒成(25日、名古屋市)=共同

 世界ボクシング機構(WBO)フライ級王者の田中恒成(畑中)が王座奪取から一夜明けた25日、名古屋市内で記者会見し「いい試合だった、感動したと、会う人会う人が言ってくれたのでうれしい」と、世界最速タイ …続き (25日 14:56)

フランスのガイーを破って2連覇を果たし、感極まる新井=共同

 連覇を決めた新井が畳の上で泣いている。いつもは弱さを見せてこなかった女王が流した滂沱(ぼうだ)の涙は、失地を続けた1年間から解放された安堵感からだった。
 怪力自慢のガイー(フランス)が間合いを取らせ …続き (25日 1:38)

ハイライト・スポーツ

[PR]