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18歳高校生の素根が延長制し金 気迫の背負い投げ

2018/8/31 23:30
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組み合ったときの体格の差は歴然。身長が21センチも高い金珉程(韓国)は上から圧力をかけてきた。「何度も対戦しているので組み手は研究されていた」。素根は得意な組み手を封じられそうになったが、そこで妥協するつもりはなかった。

78キロ超級決勝で韓国選手を破り、金メダルを獲得した素根(左)=石井理恵撮影

162センチと最重量級では小柄な方。だが、その体には無尽蔵のスタミナがある。ゴールデンスコア方式の延長戦になっても動きは衰えなかった。20秒すぎに懐に入って繰り出したのは背負い投げ。「大きい相手には担ぎ技が効く。そこはずっと練習してきた」。激しい攻防から相手をごろりと転がし、待望の金メダルを喜んだ。

「緊張はしたけれど、プレッシャーとか背負うものは何もない。自分の柔道をやろう」。18歳の高校生にして、なかなか肝が据わっている。海外で勝てなかったことで9月の世界選手権の切符を逃したが、今回ひとつの答えを出した。階段をひとつ上がった印象だ。

東京五輪の代表争いは、世界選手権代表の朝比奈沙羅(パーク24)との勝負。肩を並べたかは「わからない」。でも、組み手争いを制して自分の形に持ち込み、担ぎ技や投げ技を仕掛ける素早さはどんどん磨きがかかる。

あらゆる競技が一堂に会す今大会は競泳で6冠を果たした同学年の池江璃花子に刺激を受けたそう。「自分は足りないところだらけ。パワーとか技とか、鍛えるところはたくさんある」。これまで素根の強さを支えてきたのは豊富な練習量。そこに実績が伴い、さらに飛躍していきそうな予感がする。(渡辺岳史)

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